【NBA】ウェストブルック欠場をプラスにするサンダーの強さ (3ページ目)
ウェストブルックの受けた内視鏡手術は身体への負担が軽いので、おそらく2月末ごろには復帰できるでしょう。すなわちウェストブルックは、今年のプレイオフまでに完璧にコンディションを整えてくるつもりなのです。ウェストブルックが復帰したとき、チーム内でどんな化学反応が起きるのでしょうか。非常に楽しみです。
サンダーはこれまで「オフェンスのチーム」と言われてきましたが、最近はディフェンスも安定しつつあります。NBAを制覇するには、ディフェンスの強化も必要だということがチーム内に浸透してきたのでしょう。昨シーズンと比べると、平均失点数はかなり減りました。従来の得点力はそのままに、120点以上奪い合うようなゲーム展開になっても、90点台のロースコアでの勝負になっても勝利を収めています。チーム全体の成長を促したという点では、ウェストブルックの離脱も悪いことばかりではありません。今はチームをさらにレベルアップさせる大事な時期。そしてウェストブルックの復帰後、サンダーはさらに強くなると思います。
取材協力:WOWOW
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著者プロフィール
佐古賢一 (さこ・けんいち)
1970年7月17日生まれ、神奈川県出身。179cm/ポイントガード。北陸高→中央大→いすゞ自動車→アイシン精機。日本を代表する司令塔として活躍し、『ミスターバスケットボール』と呼ばれる。的確な判断力と要所の得点力で、JBLリーグ優勝9回、全日本選手権優勝12回を果たす。2011年に現役引退。
WOWOW(http://www.wowow.co.jp/sports/nba/)でNBA解説など活躍の場を広げている。現在はJBA理事ナショナル男子を担当。近況はコチラ
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