【NBA】コービーvs新人王。オールスターで新旧交代なるか? (2ページ目)
オールスターのイースト(イースタン・カンファレンス)チームに初選出されたキャブスのアービングとフィラデルフィア・76ersのPGジュルー・ホリデーのふたりは、NBA史上初めて『1990年以降に生まれた選手』としても話題となっている(アービングは1992年生、ホリデーは1990年生)。右ひざじん帯断裂でオールスターを欠場することになったラジョン・ロンド(ボストン・セルティックス/PG)の代わりに、ふたりの若武者ポイントガードがどれだけコートで暴れまわってくれるのか、大いに期待したい。
対するウェスト(ウェスタン・カンファレンス)のポイントガードは、クリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)、トニー・パーカー(サンアントニオ・スパーズ)、そしてラッセル・ウェストブルック(サンダー)と、いずれも場数を踏んでいる強者ばかり。1990年代生まれの彼らが、どれだけ司令塔としてスター軍団を牽引できるのかも注目だろう。
また今回、初選出されたメンバーを見て特徴的なのが、ディフェンス能力の高いセンターをピックアップしている点だ。タイソン・チャンドラー(ニューヨーク・ニックス)、ブルック・ロペス(ブルックリン・ネッツ)、ジョアキム・ノア(シカゴ・ブルズ)の初出場組は、いずれもリーグを代表するディフェンダーである。オールスターゲームはディフェンスよりオフェンスを重視する傾向があるが、こうしたフレッシュな選手が得意のディフェンスで試合を沸かせるシーンもあるかもしれない。
過去6度オールスターに出場しているネッツのジョー・ジョンソンは、『USAトゥデイ』紙の中でこう述べている。
「オールスターに値する選手はたくさんいるけれど、今年、タイソン・チャンドラーやジョアキム・ノアといった選手を選んだのは、素晴らしい選択だと思うよ。彼らも立派にオールスターに値する選手だからね」
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