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【F1】ハース平川亮、リザーブドライバー3年目の手応え「チームが何を求めているか、同じ言語を話せるようになった」

  • 米家峰起●取材・文 text by Mineoki Yoneya

F1ハース・リザーブドライバー
平川亮インタビュー(前編)

 ハースのリザーブドライバーに就任してから10カ月──。開幕前テストが行なわれるバーレーンに、平川亮はいた。

「今年はレギュレーションが大きく変わったので、基本的にはその理解を深め、ドライバーとして何をしなければいけないかを勉強するための見学です。

 もしレースで走らなければならないとなった時に、きちんと理解しておかなければならないので。そのための勉強という意味で、テスト現場に帯同しています」

平川亮にリザーブドライバー3年目の心境を聞いた photo by F1LIFE平川亮にリザーブドライバー3年目の心境を聞いた photo by F1LIFEこの記事に関連する写真を見る 平川は、静かに闘志を燃やすタイプだ。

 決して外に向けて派手に存在をアピールしたり、雄弁に語ってみせたりはしない。

 だから、彼がどれだけ真剣にF1のレギュラーシートを渇望し、そのために努力をしているかを知る人は、決して多くはないだろう。

 昨年4月にハースのリザーブドライバーに就任して以来、平川は自身が参戦するWEC(世界耐久選手権)をはじめとしたスケジュールとバッティングしないすべてのグランプリに帯同し、FP1にも4回にわたって出走してきた。

 セッション中はピットウォールに、セッション後はレギュラードライバーやエンジニアたちの技術ブリーフィングに、平川の姿は常にあった。

 現場のエンジニアやメカニックたちとコミュニケーションを取り、チームが何を目指し、何に苦戦し、何をトライしているのか──。それを肌身で理解して、チームの一員になること。そのうえでマシンをFP1でドライブし、ただの新人枠消化ではなく、チームにとって価値のあるフィードバックをもたらそうと努力してきた。

 F1の世界では新人でも、平川自身はスーパーフォーミュラやスーパーGT、そしてWECで世界チャンピオンに輝いた経験もある。生まれ持った速さのあるドライバーだ。

「2024年は初めてのFP1だったので、正直、何もわからなかったです。でも、2025年は何回もTPC(旧型車テスト)でドライブしたり、FP1も(ハースの)4回すべて乗らせてもらったり、経験や準備という意味では完璧な準備をしてきました。1年前とは違って、クルマの限界を引き出せるような走りができたかなと思います」

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著者プロフィール

  • 米家峰起

    米家峰起 (よねや・みねおき)

    F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。

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