【F1】平川亮31歳、レギュラーシートは夢ではなく目標 小松ハース代表は「単純にパフォーマンスで選ぶ」
F1ハース・リザーブドライバー
平川亮インタビュー(後編)
◆平川亮・前編>>リザーブ3年目の手応え「同じ言語を話せるようになった」
ハースのリザーブドライバーに就任したのは昨年4月。平川亮はスケジュールの許すかぎりチームに帯同し、FP1も4回にわたって出走してきた。
VF-26の実車はFP1でドライブすることになる。とはいえ、マシンへのアップデート投入計画がまだ確定していないだけに、FP1への出走スケジュールも未確定だ。
それでもリザーブドライバーは、いつレギュラー陣に何かが起きて、急遽実戦に出走することになるかもしれない事態を想定し、準備をしておかなければならない。今シーズンはマシンが完全刷新されているだけに、昨シーズン以上にその準備は大変だ。
平川亮はF1出走のチャンスを虎視眈々と狙っている photo by Haas F1 Teamこの記事に関連する写真を見る「もしいきなり『乗れ』と言われても、昨年ならすぐに『乗れます!』と言えました。しかし、今年はレギュラードライバーがあれだけ練習してようやく扱えるようになったくらいなので、何も経験がないリザーブドライバーがいきなり乗るというのはキツいだろうと思います。
ステアリングのボタン操作自体は、少し増えるくらいでそんなに変わりません。ですけど、マシンの走らせ方が違いますから」
元F1ドライバーのジャック・ドゥーハンも、今季からハースのリザーブドライバーに就任した。だが、こちらはあくまで平川が現場に帯同できない際のリザーブ役であり、平川の立場が変わることはないという。
「今のところは変わらないですね。僕が現場に帯同できないところにリザーブドライバーとして行ってもらう形なので、自分の仕事が減ったということはありません。WECのプログラムと重ならないレースは、すべて僕が帯同することになります」
今年は年間20日間の規定のなかで、トヨタガズーレーシング(TGR)がハースのタイトルスポンサーとなったこともあって、TPC(旧型車テスト)を通じてF1マシンをドライブする機会はさらに増える予定だという。
残念ながら旧規定のマシンでしか走れないため、2026年型マシンの習熟はできない。だが、自身の鍛錬やスタッフの育成、データ収集などでチームに貢献していくことになる。
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著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。









