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中野信治が占う2026年のF1の行方「優勝争いの本命は......」ディズニーとのコラボでF1人気拡大にも期待 (3ページ目)

  • 川原田 剛●取材・文 text by Kawarada Tsuyoshi

【ディズニーとのコラボにも期待】

 新しいレギュレーションでは、俊敏性の向上を目指し、マシンは小さく軽くなります。また2025年まで取り入れられていたDRS(ドラッグ・リダクション・システム)は廃止され、新たにアクティブ・エアロと呼ばれる可動式のウイングがマシンの前後に採用され、ダウンフォースとドラッグが減って、接近戦のバトルやオーバーテイクが増えることが期待されています。

 追い抜きの増加に関しては、新たに導入されるブースト・モードという新たなシステムが効果的だと思います。イメージとしてはスーパーフォーミュラのOTS(オーバー・テイク・システム)に近いのですが、ドライバーが自分で操作して馬力を上げることができます。この新システムの導入によって戦い方が変わっていくでしょう。

 さらに2026年はGMやアウディが新たに参戦してきますし、コース外ではディズニーとのコラボレーションがスタートします。ミッキーマウスがF1の世界に入ってくることで、F1というスポーツが日本でもかなり一般的になりそうです。

 新しい層のファンが間違いなく増えますし、とくに子どもが興味を持つのは日本のモータースポーツ界にとって大きな意味があります。2026年3月末に鈴鹿サーキットで開催される日本GPは、新型マシンでのレースはもちろんですが、ディズニーのキャラクターたちがどんな形で登場してくるのも楽しみですね。

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【プロフィール】
中野信治 なかの・しんじ/1971年、大阪府生まれ。F1、アメリカのカートおよびインディカー、ルマン24時間レースなどの国際舞台で長く活躍。現在は豊富な経験を生かし、ホンダ・レーシング・スクール鈴鹿(HRS鈴鹿)のエグゼクティブダイレクターとして、国内外で活躍する若手ドライバーの育成を行なう。また、DAZN(ダゾーン)のF1中継や毎週水曜のF1番組『WEDNESDAY F1 TIME』の解説を担当、2025年夏、世界中で大ヒットしたブラッド・ピット主演の映画『F1 / エフワン』の字幕監修も務めた。

著者プロフィール

  • 川原田剛

    川原田剛 (かわらだ・つよし)

    1991年からF1専門誌で編集者として働き始め、その後フリーランスのライターとして独立。一般誌やスポーツ専門誌にモータースポーツの記事を執筆。現在は『週刊プレイボーイ』で連載「堂本光一 コンマ1秒の恍惚」を担当。スポーツ総合雑誌『webスポルティーバ』をはじめ、さまざまな媒体でスポーツやエンターテイメントの世界で活躍する人物のインタビュー記事を手がけている。

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