【F1】角田裕毅、2025年の決意「レッドブルがどんなドライバーを送り込んできても、倒し続けるだけ」 (2ページ目)
【赤旗が出ていなければ優勝できていた】
── 計9回の入賞で30点を稼いでランキング12位。チームとしては13回の入賞で46点を獲得してランキング8位となりました。
「ポイントが獲れなかったレースも11戦あったんですけど、マシンのパフォーマンス的に恵まれた期間はそんなにあったわけではないですし、そのなかにはPU(パワーユニット)のペナルティもありました。それを考えると、確実にポイントを獲らなければいけない場面では獲ることができたのはよかったのかなと思います」
── 今シーズンのベストレースは、サンパウロGPの予選3位でしょうか?
「難しいですね、どれだろう......。サンパウロGPの予選もですけど、やっぱり日本GPで初めて入賞できたことですね。鈴鹿でポイントが獲れたというのはやっぱり大きかったし、それが今シーズンで一番強く印象に残っていることですね」
── サンパウロGP決勝でウェットタイヤを履いたあの戦略は、あらためてどう感じていますか?
「よかったと思います。今、考えてもベストだったと思います。赤旗が出ていなければ優勝できていたと思うので。
それは運ではありますけど、レースでウェットタイヤを履くコンディションではほとんど90%はセーフティカーが出ますし、赤旗に近い状況なので、そういうことを加味しなかったのはよくなかったと思います。今後に向けての学びですね」
── ワーストレースは?
「ワーストはメキシコシティGPですかね。メキシコの予選は間違いなく僕のミスでした(Q2でクラッシュ)。ポイント獲得のチャンスがあっただけに、そのチャンスをつかみきれなかったのが一番よくなかったかなと思います」
── チームのファクトリーがあるファエンツァからミラノに引っ越したことについては?
「新しくリフレッシュした生活がほしかったからですね。レース週末にたくさんの人と会うのに比べると、ファエンツァは人が少ないのでリラックスする場所としてはよかったんですけど、(ピエール・)ガスリーに(引っ越しを)推されたっていうのもありますし、ミラノには僕の大好きなレストランがいっぱいあるので。
いい家が見つからなければ引っ越すつもりはなくて、一昨年くらいからちょくちょく探してはいたんです。やっと納得のできる家が見つかったんで、ここなら引っ越してもいいかなと思って決めました」
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