【F1】角田裕毅が新相棒・ローソンについて語る「相手に負けたくないメンタリティは激しくなる」 (2ページ目)
【新型フロアが機能するかがポイント】
それだけに、角田はチーム一丸となってマシンを改善し、チーム全体でポイントを獲ってランキング6位を守りきることこそが最も大事だと考えている。
「もちろん、チームメイト同士の争いや相手に負けたくないというメンタリティは激しくなるでしょうし、本来のレースよりも少しスパイスが加わるのは確かでしょう。だけど、それは当たり前ですし、去年もそうでしたからね。
そういう意味では、シーズン開幕からダニエルともそういうシュートアウトをやってきたことになりますし、シーズン全体がそうだったわけで、何も変わらないです。僕としてはチームのために最大限のレースをするだけ。レッドブル昇格うんぬんというのは自分にはどうすることもできないので、自分の仕事に集中するだけです」(角田)
ここから8週間で6戦の過密スケジュールに突入するだけに、どのチームもこのアメリカGPにアップデートを投入してマシンパフォーマンスを向上させてくる。そして、これが今季最後のアップデートになるチームも少なくない。
大接戦の中団グループにおいて、今回投入するアップデートが非常に大きな意味を持っているのは言うまでもない。
「今週末は新しいフロアが入るので、それがうまく機能してくれることを祈っています。チームとしてランキング6位を争っていますけど、ハースやウイリアムズなど多くのチームが追いついて来ているので、残り6戦でシーズン前半戦のようにコンスタントにポイントを重ねていくことがものすごく重要ですし、そのためにはマシンの改善が急務です」(角田)
RBは第10戦スペインGPに投入したフロアが不発で、そこからの数戦をデータ収集・分析に費やして開発が停滞してしまった。そして第16戦イタリアGPに対策フロアを投入したものの、これも想定どおりの効果を発揮しなかった。
市街地サーキットのアゼルバイジャン(第17戦)とシンガポール(第18戦)では大きな問題にはならなかったが、終盤戦のグランプリサーキットを走るうえでは対策が急務であり、つまり今回の新型フロアが機能するかどうかは非常に大きなポイントになる。
2 / 3