【F1】角田裕毅が新相棒・ローソンについて語る「相手に負けたくないメンタリティは激しくなる」 (3ページ目)
【アメリカGPは過去3年連続で入賞】
サーキット・オブ・ジ・アメリカズは低速コーナーと高速コーナーが混在し、さらに長いストレートもある。そういう意味で、今回投入した新型フロアの評価もしっかりとできるはずだ。事前のシミュレーター作業では、ローソンがその効果をはっきりと実感したという。
「今回はハースやアルピーヌもアップデートを投入してくるでしょうし、ここはコーナーのバリエーションも多いので、アップデートパーツの評価をするには最適だと思います。ライバルと比べてシーズン末までランキング6位を維持するだけの力があるのか、それともさらにもう一歩必要なのかが見えてくると思います」(角田)
前戦シンガポールGPでは角田が予選で奮闘しQ3に進んだが、スタートで後退して入賞はならなかった。しかし、スタート時にブレーキがややスタックした状態になっていたために発進加速が鈍かったことがわかっており、今回再発の恐れはない。
アメリカGPは過去3年連続で入賞を果たしており、昨年は最終ラップにフレッシュタイヤを履いてファステストラップを記録する余裕も見せた。後半戦に入ってから4戦続けて入賞から遠ざかっているRBだけに、ここでしっかりとポイントを獲っておきたい。
「(入賞の)チャンスはあると思います。シンガポールGPのようにいい予選を決めて、今度はいいスタートも決めて、両レースともポイントが獲れれば最高ですけど、どちらかでも獲れれば勢いには乗れると思うので」(角田)
今週末のローソンは今季5基目のパワーユニット投入によるペナルティ消化で後方スタートとなるため、角田との直接対決はない。そういう意味でも、ローソンはマシンとレースに慣れるための週末になり、結果を残すのは角田の仕事となる。
著者プロフィール
米家峰起 (よねや・みねおき)
F1解説者。 1981年1月31日生まれ、兵庫県出身。F1雑誌の編集者からフリーランスとなり2009年にF1全戦取材を開始、F1取材歴14年。各種媒体に執筆、フジテレビNEXTやYouTube『F1LIFE channel』での解説を務める。
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