朝日奈央がスーパーGTにハマったキッカケ「いろんな車種のマシンが走っている。『推し』を見つけたくなります」
朝日奈央インタビュー(後編)
◆朝日奈央・前編>>「GT300とGT500の音の違いもわかるようになってきた」
これまでモータースポーツを観る機会もなく、サーキットに「女子が踏み入れて大丈夫?」というイメージを持っていた朝日奈央さん。しかし「ABEMA SUPER GTスペシャルサポーター」として取材を続けるうちに、レースの奥深さを知ってその魅力に惹き込まれつつあるという。
1年ほど前には、運転免許を取得したとのこと。クルマへの興味もさらに高まった。スーパーGTの世界に触れたことで、モータースポーツと朝日さんとの距離はどんどん近づいている。
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朝日奈央さんがスーパーGTの魅力について語る photo by Sano Mikiこの記事に関連する写真を見る── スーパーGTは今季ここまで5レースが終わりました。朝日さんのなかで印象に残っているシーンはありますか?
「印象に残っているシーンは、毎回レースごとにいっぱいあるんですよね。でも、最近でもっとも強く印象に残っているレースは第6戦のSUGOです。
GT500クラスの1位と2位が争っている時、相手マシンとの間に周回遅れのGT300クラスの車両をわざと挟むようにして、微妙な間合いを取るドライビングテクニックはすごいなと思いました。GT500とGT300が一緒にコース上を走る、スーパーGTならではルールをうまく利用しているんですよね。
しかも、あれだけのスピードが出ているレースのなかで、瞬時にそれを判断するなんて......。ドライバーの方々はさまざま角度からの目線でレースをしているんだということがわかって、すごく面白かったです」
── 今年からスーパーGTを見始めたとは思えないくらい、ものすごく細かいところまでレースをチェックされているんですね!
「いえいえ。モータースポーツ用語などは難しく、まだまだ勉強中ですけど。でも、『こういう駆け引きがあるから、スーパーGTは盛り上がるんだろうな』というのは観ていてわかるようになってきました。あらためて、スーパ―GTのレースは一瞬たりとも目が離せないなと感じています」
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著者プロフィール
吉田知弘 (よした・ともひろ)
モータースポーツジャーナリスト。1984年12月19日生まれ、石川県出身。2011年よりスーパーGT、スーパーフォーミュラなど国内4輪レースを中心に取材。専門誌やweb媒体などで執筆中。日本モータースポーツ記者会所属。