【競馬予想】NHKマイルCは高配当ゲットのチャンス! 2歳時に重賞を制した実績馬2頭が本領発揮
3歳馬のマイル王決定戦、GINHKマイルC(東京・芝1600m)が5月11日に行なわれる。
1番人気が予想されるのは、昨年末のGI朝日杯フューチュリティS(12月15日/京都・芝1600m)を制したアドマイヤズーム(牡3歳)。今年初戦となる前走、GIIニュージーランドトロフィー(4月12日/中山・芝1600m)では2着に敗れたものの、始動戦としては上々の内容を見せたからだ。スポーツ報知の坂本達洋記者も、そんな戦前の評価に頷いてこう語る。
「昨年の覇者ジャンタルマンタルをはじめ、マイルの2歳GIを勝っている実績は評価されて当然です。現にここ数年のほかの年を見ても、2021年に3着に入ったグレナディアガーズ、2019年に勝利したアドマイヤマーズなど、この舞台では朝日杯FSの勝ち馬が好走しています」
さらに坂本記者は、アドマイヤズームのこの一戦に向けての本気度について言及する。
「アドマイヤズームの陣営は、早い段階からクラシック路線ではなく、ニュージーランドトロフィーからNHKマイルCを目指す青写真を描いて、マイル路線一本に絞ってきました。2着だった前走後にも、管理する友道康夫調教師が『本番に向けて、関東への輸送などいい経験ができました。(レース自体も)次につながる競馬だったと思います』と、前哨戦における収穫についてコメント。イメージどおりのステップを踏んできていると見ていいでしょう」
ただし、NHKマイルCでは1番人気が苦戦傾向にある。過去10年の結果を見ても、1勝、2着2回、3着1回と、馬券に絡んでいないことのほうが多い。
翻(ひるがえ)って、伏兵の台頭は頻繁に見られる。おかげで、3連単の配当は昨年を除いて、すべて万馬券。2022年の150万円超えを筆頭に、10万円超えの高額配当が6回も出ている。そういう意味では、穴党垂涎のレースと言える。
こうした傾向を受けて、坂本記者もアドマイヤズームを評価しつつも、今年のレースで激走が期待できそうな伏兵にも目を向ける。そして、2頭の穴馬候補をピックアップした。
1頭目は、サトノカルナバル(牡3歳)だ。
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