F1日本GPを語ろう(3)高木虎之介「鈴鹿は得意なのに1周4秒も遅かった」「Xウイングがあれば......」 (4ページ目)
── 虎之介さんは宮田莉朋選手のカート時代にも携わっていると思います。
「そうですね。彼がフォーミュラのカテゴリーに上がるところまで関わっていました。そのためにずっと練習して、トヨタの育成枠に入って、ここ(FIA F2参戦)までこられたからね。ぜひF1に行ってほしいですね」
── 今でも宮田選手とは連絡を取り合っていますか?
「もちろん会った時は話をしますけど、どちらかというと彼のお父さんからいろいろと情報を教えてもらっています。それこそ、F2参戦が決まりそうな時も細かく教えてくれましたよ。発表される前から知っていました。
今年海外に行けたのも、スーパーフォーミュラとスーパーGTでダブルチャンピオンを獲ったからこそ。なので、しっかりと結果を残してほしいし、F2でも勝ってほしいですね」
<了>
【profile】
高木虎之介(たかぎ・とらのすけ)
1974年2月12日生まれ、静岡県静岡市出身。中学時代からカートに乗り、その後フォーミュラマシンに転身。F3やF3000で結果を残し、1998年にティレルのシートを獲得してF1デビューを果たす。1999年はアロウズに移籍するも結果を残せず、翌年はフォーミュラ・ニッポンに参戦して年間王者となる。2001年〜2004年はアメリカに渡ってCARTとIRLで活躍。現在はスーパーGT(GT500クラス)のTGR TEAM ENEOS ROOKIEの監督を務めている。
著者プロフィール
吉田知弘 (よした・ともひろ)
モータースポーツジャーナリスト。1984年12月19日生まれ、石川県出身。2011年よりスーパーGT、スーパーフォーミュラなど国内4輪レースを中心に取材。専門誌やweb媒体などで執筆中。日本モータースポーツ記者会所属。
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