角田裕毅は来季レッドブル昇格見送りも「特に気にしていない」。アルファタウリ得意の旧市街地コースでアピールできるか (4ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • photo by BOOZY

角田はアルファタウリに満足

 角田は語る。

「僕は今のところアルファタウリで走ることに満足していますし、一緒に働いているこのチームの人たちのことも好きです。みんなとコミュニケーションを深めてチームに慣れてきていますし、とてもフレンドリーです。

 チーム全員が同じ方向を見てマシン開発を進め、僕もその状況を楽しんでいます。ですから、アルファタウリにいることに満足していますし、他チームのことなんて考えてすらいません。レッドブルのことも含めてです」

 AT03はまだまだ改善の必要がある。ここから続くフライアウェイ2連戦ではアップデートも入らないが、もともと持ち合わせているメカニカル性能を最大限に生かして戦う。

 コース上で好結果を追求しつつ、これから投入されるアップグレードに向けてマシンをいかに改善すべきか、データと感触をフィードバックしていく。アゼルバイジャンGPではその両方が大きく期待できる週末になりそうだ。

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