レッドブル・ホンダ地元3連勝へ。フェルスタッペン「僕らはいいところにいる」 (4ページ目)

  • 米家峰起●取材・文 text by Yoneya Mineoki
  • 桜井淳雄●撮影 photo by Sakurai Atsuo(BOOZY.CO)


「フィルミングデー(※)では100kmしか走行できないので、耐久確認はできませんし、テレメトリーも(実戦で使用するのと同じ)完全なものではないといった制約もあります。(ホンダ側としても)一度に湯水のように多くのパワーユニットを製造することもできませんから、近しいスペックで確認すれば十分であると考えた判断です。基本的なファンクション(機能)やキャリブレーション(調整)、クルマ全体のバランスも含めて問題ないということを確認できています」

※フィルミングデー=プロモーション撮影用の特別日。スポンサーやチームの企業CM撮影などを行なうための走行であるため、総走行距離に制限があったり、テスト目的の新パーツ搭載は認められていない。

 ピットガレージ内では、従来どおりの60人のメンバーがマシンオペレーション作業に当たっている。ホンダのエンジニアやメカニックの陣容も同じだ。

 2メートルのソーシャルディスタンスを維持しなければならないため、パワーユニットに関する作業時間は長くなると危惧されていたが、結果的にこれは問題にならず、新型コロナウイルス対策はうまく対処できているという。

「今のところ、大きなネガは出ていません。ホンダとしては、レッドブル担当の人間がアルファタウリのガレージに行って様子を確認したり、向こうからこっちに来てコンピュータをのぞきながら話をしたりといったことが制限されています。

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