レッドブル・ホンダ地元3連勝へ。フェルスタッペン「僕らはいいところにいる」 (5ページ目)
なので、(対策として)インターネットを使った会議や電話でやりとりをしたり、もしくは2メートル以上離れたところでマスクをして大きめの声でしゃべるとか。コミュニケーションの面では若干の不便はありますけど、それを補うべくやり方を決めていますので、うまく対応できています」
パワーユニットRA620Hの完成度に自信を持つホンダ陣営は、「今年こそタイトル獲得」と息巻く。ただ、現場オペレーションを統括する田辺テクニカルディレクターとしては、そのパワーユニットの"使い方"の面でどこまで攻めて、どこまで守るか、ある意味で防波堤の役割を担う立場だ。それだけに軽はずみなことは口にしない。
そのアプローチは今年も変わらないが、目標がさらに大きく、なおかつそれが現実的なものとなったことで、プレッシャーは増していないだろうか?
「開幕戦が遅れて先の見えないなか、ここまで準備をしてきました。ですが、プレッシャーがあるというようなことはなく、普段どおりにこの開幕戦の地に臨んできています。
ここまで使える時間は可能なかぎり効率的に使ってパワーユニットを開発して準備し、そしてレッドブル側も同様にマシン開発を進めてきました。そのトータルのパフォーマンスを最大限に引き出し、ミスなく、持てる力を最大限に発揮しきって戦いたいと思っています」
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