レッドブル・ホンダ、テストは順調。メルセデスと比較、現状の差は? (3ページ目)
スリムなノーズやコンパクトに絞り込んだサイドポッドなど、レッドブルは極めてアグレッシブにマシンを作り上げてきた。だが、メルセデスAMGはパワーユニットの作動温度領域を上げてラジエターとサイドポッドをさらにコンパクトにしたり、「DAS」と呼ばれる画期的なシステムを投入することで、マシンコンセプトはそのままに大幅な性能向上を果たしてきているようだ。
それでも、レッドブルはテスト前半の3日間、主にC2という硬いタイヤで走り続け、タイヤのグリップレベルが変化しないなかで、徹底的にマシンデータを収集し続けた。テスト前半はデータ収集に徹し、そのデータを解析することで、マシンのパフォーマンスを引き出す最適なセットアップの基盤を作りあげるわけだ。
そのため、テストは極めて順調で、これまでのレッドブルに時折見られたようなトラブルや想定外の挙動に苦しむといったことも起きていない。チーム内は非常に明るい雰囲気だという。
3 / 8