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【競馬予想】日本ダービーで世代の頂点に立つ可能性がある「3歳牡馬ランキング」 (2ページ目)

  • text by Sportiva

この記事に関連する写真を見る 5位は、前回(皐月賞前の本企画)5位タイだったジョバンニ(牡3歳/父エピファネイア)が単独でランクインした。皐月賞でも4着と健闘。その安定感を評価されてポイントを伸ばした印象だ。

伊吹雅也氏(競馬評論家)
「5月11日終了時点の本賞金は1億460万円で、JRAに所属する現3歳世代の牡馬としては単独5位。1マイル超のJRA重賞で複数回の連対を果たしているのは、クロワデュノール、サトノシャイニング(牡3歳/父キズナ)とこの馬だけで、牡馬クラシック戦線においては実績上位の一頭と言えるでしょう。

 ダービーは、大敗直後の馬が信頼できないレース。前走が国内、かつ前走の着順が2着以下、かつ前走の1位入線馬とのタイム差がコンマ6秒以上だった馬は、2020年以降に35頭いて連対ゼロ。3着1回、3着内率2.9%となっています。

 なお、同じく2020年以降は、父にミスタープロスペクター系種牡馬を持つ馬、東京・芝1800mか、中山・芝2000mの重賞で3着以内となった経験のない馬は、それぞれ1頭も3着以内に食い込めていません。

 これらの条件をすべてクリアしているジョバンニは、不安要素が比較的少ない一頭。引き続きマークしておきたいところです」

 続いて、3位に2頭がランクインした。皐月賞で3着入線を果たしたマスカレードボール(牡3歳/父ドゥラメンテ)と、5着と善戦したサトノシャイニング。前者は前回から順位をひとつ上げ、後者はひとつ下げた格好だ。

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「マスカレードボールは、東京・芝1800mを舞台としたリステッド競走のアイビーS(10月19日)とGIII共同通信杯(2月16日)で、ともに強い競馬を披露。いい勝ちっぷりでした。

 皐月賞では序盤で不利があって、3コーナーでも位置取りを落としてしまいましたが、最後の直線で強襲。上がり33秒9の脚を使って、クロワデュノールにもクビ差まで迫っての、内容のある3着でした。

 ダービーは、得意の東京コース。さらに前進が期待でき、父子制覇も夢ではないでしょう」

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