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【競馬予想】好メンバーが集ったフェブラリーS、実績がありながら人気薄の2頭が爆発の予感 (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 その坂本記者がここでピックアップするのは、厳選の穴馬2頭だ。1頭目は、ガイアフォース(牡6歳)。昨年のレースでも5番人気で2着と奮闘している。

「昨年の2着馬ではありますが、あまり人気にならないタイプ。好配当を狙うなら、押さえておきたい1頭です。

フェブラリーSでの勝ち負けが期待されるガイアフォース photo by Eiichi Yamane/AFLOフェブラリーSでの勝ち負けが期待されるガイアフォース photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る もともと芝の実績馬ですが、初ダートだった昨年のレースで好走できたのは、ワンターンの左回りという、東京のこの舞台が合っているからでしょう。現にそのあと、芝に戻った同様の舞台、GI安田記念(6月2日/東京・芝1600m)でも1着ロマンチックウォリアーからコンマ3秒差の4着という立派な成績を残しています。

 翻(ひるがえ)って、再びダートに挑んだ前走のGIチャンピオンズカップ(12月1日/中京・ダート1800m)では、15着と大敗。コーナー4つの舞台のうえ、大外の8枠16番発走とあっては、流れに乗れなかったのもやむなし、です」

 イクイノックスと同世代のガイアフォース。同じキタサンブラック産駒で、3歳時はGIIセントライト記念(中山・芝2200m)を勝つなどして、当初は似たタイプと見られていたが、潜在的な能力は異なっていたようだ。

「そもそも血統面からしても、(ガイアフォースの)母ナターレは地方のダート重賞で活躍した馬。母の父はクロフネですから、ダート適性を秘めていたのは納得です。今回はキャリア3度目のダート挑戦ですが、陣営も確かな手応えをつかんでいるのではないでしょうか。

 管理する杉山晴紀厩舎は今回、2頭出し。もう1頭のエンペラーワケアのほうが注目を集めそうですが、前走の大敗で人気を落としそうなガイアフォースも軽視禁物。得意舞台での反撃を見込んでいます」

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