オークスのトライアル、GⅡフローラSで注目の「血統のレベルが高い」2頭とは? (2ページ目)
ラヴァンダの成績は5戦1勝で、1勝は芝1400m。前走のGⅡチューリップ賞(阪神・芝1600m)は7着と敗れているが、直線で再三進路を塞がれながらも最後は脚を伸ばしており、"スムーズに進めて距離が延びれば"という内容だった。まだ1600mまでしか出走がないが、これまでの走りや血統背景からも、今回は大いに期待できそうだ。
もう1頭はトロピカルティー(牝3歳、美浦・林徹厩舎)を推す。母キラモサは豪GⅠVRCオークス(芝2500m)、豪GⅡVRCウェイクフルS(芝2000m)を勝った実力馬。父リアルスティールは現役時代、GⅠドバイターフ(メイダン・芝1800m)を制した一流の中距離ホースだ。産駒はGⅡセントライト記念(中山・芝2200m)のレーベンスティールなど中距離タイプが多く、芝の特別戦11勝のうち9勝が1800m以上となっている。
トロピカルティーは芝1800mで2戦1勝。新馬勝ちは東京コースで、ゴール直前で差し脚を伸ばす快勝だった。前走の若竹賞(中山・芝1800m)は3着。不良馬場にも対応し、最後までジワジワと伸びていた。
スタートダッシュがゆっくりめで、後方からの競馬になりがち。差し脚もそれほど"切れる"タイプではなく、長く脚を使ってジワジワと伸びる印象がある。それだけに距離が延び、新馬勝ちした東京コースでの出走も間違いなくプラスだろう。
以上、今年のオークスはシルバーステート産駒ラヴァンダ、リアルスティール産駒トロピカルティーの2頭に期待する。
【フォト】フジテレビ『みんなのKEIBA』MCの竹俣紅アナ
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