オークスを目前にしての「3歳牝馬ランキング」絶対女王リバティアイランドを脅かす存在はいるのか (4ページ目)
5位には、2頭がランクインした。フローラSを逃げ切ったゴールデンハインドと、同レースで2着に食い込んだソーダズリング(牝3歳/父ハーツクライ)だ。
木南氏
「これまでの傾向を見ても、ゴールドシップ産駒は牝馬が走る印象です。一昨年のオークスの勝ち馬ユーバーレーベンしかり。ゴールデンハインドもまた、ここにきて力をつけています。フローラSを完勝し、オークス本番でも楽しみな1頭です」
吉田氏
「明け3歳の2月12日と遅いデビューとなったソーダズリング。その初陣では、スローペースのなかポジションを悪くしてハナ差負けを喫しました。クラシック出走に暗雲が立ち込めたものの、2戦目をラクに勝ち上がるとフローラSに照準を合わせて2着。オークスの出走権を獲得しました。
ただし、ソーグリッタリングやソーヴァリアントといった兄たちを見ても、完成するのは決して早くなく、父も成長曲線が緩やかなハーツクライ。バランスのいい体つきに加え、トビの大きさや脚元からもいいものは感じられますが、前回で勝ちきれないあたりの割引は必要でしょう。
そうは言っても、今回がまだ4戦目。上積みはなくとも、前走の状態を維持して、ある程度体力勝負になるような流れなら、今の完成度でも次位争いを制す可能性はあります」
リバティアイランドが昨年のスターズオンアースに続いて二冠を達成するのか。それとも、距離延長を味方にして下克上を果たす馬が現れるのか。3歳牝馬の頂上決戦から目が離せない。
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