天皇賞・春は京都に戻って「ヒモ荒れ」に注意 穴党記者の期待は過去の激走馬によく似た２頭 (3ページ目)
それに比べると、今年は長距離戦に狙いを定めて、順調に戦えています。管理する高橋義忠調教師も、『前走（阪神大賞典６着）は初めて長い距離を使ったが、内容は悪くなかった。ジョッキー（坂井瑠星騎手）も"かみ合えばまだまだやれます"と言ってくれた。長丁場で新味を』と前向きでした」
これまでの成績が示すように、左回りのレースを中心に使われてきた同馬だが、昨年のＧII京都記念（阪神・芝2200ｍ）では３着と健闘。年を重ねて柔軟性が増し、右回りでも自慢の決め手が鈍ることはなかった。
「今回は、おそらく後方待機にかけると見ていますが、タイトルホルダーという強力な先行馬がいるので、展開も向くと踏んでいます。うまくハマれば、大駆けも」
天皇賞・春では、ミルコ・デムーロ騎手が鞍上を務める。先日のＧＩ皐月賞でも人気薄のショウナンバシットに騎乗して見せ場を作った（５着）。大舞台で強さを見せる、同騎手の手腕にも期待したい。
新装・京都で行なわれる伝統の一戦。ここに挙げた２頭の実力馬が低評価を覆す激走を果たすのか、注目である。
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