共同通信杯で波乱が多いことは過去データが証明。そこから導き出された穴馬候補は4頭 (3ページ目)

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  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 となれば、今年も新馬勝ちを決めて参戦してくる馬は狙い目となる。タスティエーラ(牡3歳)とタッチウッド(牡3歳)がその候補だ。

 タスティエーラは、前走の2歳新馬(11月27日/東京・芝1800m)を後続に3馬身半差をつけて快勝。片やタッチウッドも、初陣の2歳新馬(11月20日/阪神・芝2000m)で6馬身差の圧勝劇を披露してきた。

 その内容からしてどちらも魅力的な存在となるが、共同通信杯では堀宣行厩舎所属馬の好走が目立っており、過去10年で5度も馬券圏内に入っている。過去例で挙げたサトノソルタス、フィリオアレグロ、ダノンベルーガも同厩舎の所属馬だ。そうなると、より食指が動くのはタスティエーラか。

 いずれにしても、圧巻のレースを見せてきた2頭。重賞経験のある有力馬相手でも引けを取らない走りを見せてもおかしくない。

 共同通信杯での奮闘をきっかけにして、スターホースへの階段を駆け上がっていった馬は数知れない。今年も、春の大舞台で躍動する存在がここでインパクトある結果を残すのか。素質ある若駒たちの熱戦から目が離せない。

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