ほのか、有馬記念は「今や完成の域」の本命で勝負。レース傾向から3歳の実力馬2頭にも熱視線

  • 浅田真樹●取材・構成 text by Asada Masaki
  • 佐野隆●撮影 photo by Sano Takashi

 前回、スポルティーバさんで予想させてもらったGI朝日杯フューチュリティSでは、印を打った全6頭ボックスで買った馬単を▲-〇で的中!

 ただし......1、2番人気の組み合わせだったので、配当的には微妙な感じで......。今年はガツンとインパクトのある当て方があまりできなかったので、まさにそんな一年を象徴するような"一応的中"となりました(苦笑)。

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 とはいえ、昨年は私が消した上位人気馬がことごとく来てしまう、といった悪循環が続いていましたから、それを思えば、今年は上向き傾向にあったのかなと。その流れに乗って、GI有馬記念ではこの一年の有終の美を飾るべく、いい予想ができればと思っています。

【純粋に馬の能力を重視】

 まず、このレースの傾向を見てみると、昨年もエフフォーリアが勝っているように、3歳馬が好成績を残していることに気づきます。

 でも、今年は古馬勢の層の厚さを感じます。また、以前の有馬記念は菊花賞組や天皇賞・秋組が強かった印象があるのですが、昨年は凱旋門賞からの帰国初戦だったディープボンド、クロノジェネシスが2、3着に入線。これといった傾向がなくなっているような感じがします。

 そこで今回は、何かしらの傾向に縛られることなく、純粋に馬の能力を重視。強いと思う馬に印を打っていきたいと思います。

 本命は、タイトルホルダーです。

 昨年は5着に敗れていますが、当時はまだ3歳の成長途上。そのうえ、大外の8枠16番発走でした。逆に言えば、それでも5着に来ているわけですから、この舞台が合わないとマイナスに考える必要はないと思っています。

 この一年で多くの経験を積み上げて、今や完成の域にあります。さすがに条件が厳しかった凱旋門賞は惨敗しましたが、日本のレースであれば、今春のGIで見せた強さを再び披露してくれるでしょう。

 春のグランプリ、GI宝塚記念ではパンサラッサが逃げたハイペースについていきながら、最後は2着に2馬身差をつけての快勝。今回は同型のライバルもいませんし、春秋グランプリ連覇の可能性は十分。馬券的にも安心して軸にできます。

 対抗は、ジャスティンパレスです。

 先にも触れたように、有馬記念では3歳馬がよく来ています。だとすれば、菊花賞3着のこの馬は有力な1頭です。

 何より、GⅡ神戸新聞杯の強さが際立っていました。後続を3馬身半突き放しての快勝には、まだまだ余力が残っていた印象があります。それを考えれば、2500m戦も問題ありません。菊花賞は若干距離が長かったように思うので、ここでは勝ち負けへの期待が一段と膨らみます。

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