波乱含みの七夕賞。信頼度低い上位人気馬に代わって浮上するのは鞍上に勢いある人気薄の逃げ馬 (3ページ目)

  • 大西直宏●解説 analysis by Onishi Naohiro
  • photo by Sankei Visual

 このレースで2着となって以降、その後は5戦連続でふた桁着順が続いていますが、1ハロン長い距離のレースを使ったり、自分のリズムでハナをきれなかったりと、敗因ははっきりしています。

 この馬は揉まれると力を発揮できなくなるので、格上の舞台に挑戦することで大敗するのは仕方がありません。ところが、メンバーレベルが落ちてラクな展開が望める舞台ではガラッと変わってくることがあるので、要注意です。これまでも、ふた桁着順のあとに巻き返した例が3度もありますしね。

 また、鞍上の丸田恭介騎手は先週、土曜福島の11レース、日曜函館の11レースとメインレースを連勝して勢いに乗っています。彼はもともと小回りコースでの立ち回りには定評のあるジョッキーですし、現在のリズムのよさを存分に生かしての一発に期待したいです。

 ということで今回は、このロザムールの逃げ残りを見込んで、同馬を「ヒモ穴馬」に指名したいと思います。

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