ラジオNIKKEI賞で注目の4頭。先行馬が有利か否か、穴党記者の意見が割れた

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sankei Visual

「2走前の未勝利戦(4月25日/東京・芝2000m)の勝ちっぷりが、とにかく強烈でした。同日のオークストライアル、GIIフローラSの勝ち時計(1分59秒4)と同等の勝ちタイム(1分59秒5)をマーク。7馬身差の圧勝劇を披露しました。

 前走の1勝クラス(6月13日/東京・芝2000m)も逃げる形になりましたが、2着馬に最後まで抜かせない走りを見せました。どこまで人気になるかわかりませんが、2連勝の勢いに乗っての重賞初挑戦で、ハンデ53kgは魅力です」

 そして、木南記者はもう1頭、アサマノイタズラ(牡3歳)も気になるという。

「デビュー前から『上毛(じょうもう)かるた(※群馬を代表する郷土かるた)』シリーズの馬名が気になって取材していて、厩舎の評価も高かった馬ですが、今回はトップハンデタイの斤量56kgを背負わされ、前走のGI皐月賞(4月18日/中山・芝2000m)での大敗(16着)も嫌われて、人気がなさそうです。しかしその皐月賞は、道中で1番人気ダノンザキッドとド突き合いとも言えるほどの激しい攻防を繰り広げて、結局共倒れ。度外視していいでしょう。

 スローペース、道悪の競馬ばかりで目立ちませんが、皐月賞で好位につけたように先行力が武器。高速決着も対応可能です。オークスをユーバーレーベンで制したあと、今年はダービーの出走がなかった手塚貴久厩舎ですが、『うちのダービーは(嶋田)純次(騎手)が挑むラジオNIKKEI賞』という声がスタッフから挙がるほど、今回はメイチの仕上げ。一発の期待が膨らみます」

 一方、吉田記者は、前が止まりにくい絶好の舞台、さらに重賞ということもあって、「ジョッキーの意識は早め、早め。前にいく馬がすんなりした流れに持ち込んで、そのまま粘り込んだり、押し込んだりするのは簡単ではなさそう」という見立て。そこで、昨秋のリステッド競走・萩S(10月31日/京都・芝1800m)を勝っているシュヴァリエローズ(牡3歳)に目を向ける。

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