いきなり大物が現れる?「暫定」ムード漂う3歳牡馬ランキング (5ページ目)

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木南氏
「ランドオブリバティは、ホープフルSで◎を打った馬。昨秋のGIで一番自信があるレースだったのですが、まさかの逸走。現地で見ていて、自らの予想を猛省しました。

 しかしその後、調教再審査、きさらぎ賞の1週前追い切りを見て、能力は間違いない、と改めて確信しました。人馬の反撃に期待しています」

土屋氏
「シュネルマイスターは、1勝クラスのひいらぎ賞(12月19日/中山・芝1600m)を圧勝。4コーナーで完全に囲まれて、直線に向くところでもインに切り替えざるを得なかったのですが、そこからグングン加速して後続を突き放しました。その伸び脚は見事なものでした。

 父は欧州の名マイラー、キングマンとあって、一見マイラーに見えるものの、昨年の凱旋門賞(フランス・芝2400m)では産駒のペルシアンキングがエネイブルに先着して3着という結果を残しました。加えて、母はドイツオークス馬で、距離面の不安は十分に補えています。次戦の弥生賞が試金石となりますが、そこを突破するようなら、今年の3歳牡馬戦線に"真打登場!"となるかもしれません」

 まだまだ"暫定"の様相が強い今年の3歳牡馬ランキング。これから大きな変動が起こる可能性は大いにある。そういう意味でも、いよいよ本格化する"トライアルシーズン"から目が離せない。

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