2021.02.04

いきなり大物が現れる?「暫定」ムード漂う3歳牡馬ランキング

  • text by Sportiva
  • photo by Sankei Visual

 今春の牡馬クラシックの行方を占ううえで注目の2歳GI、GI朝日杯フューチュリティS(12月20日/阪神・芝1600m)と、GIホープフルS(12月26日/中山・芝2000m)が昨年末に行なわれた。結果は、朝日杯FSをグレナディアガーズ(牡3歳/父フランケル)が、ホープフルSをダノンザキッド(牡3歳/父ジャスタウェイ)が勝った。

年明けの京成杯を制したグラティアス さらに年が明けて、関西ではGIIIシンザン記念(1月10日/中京・芝1600m)が行なわれ、ピクシーナイト(牡3歳/父モーリス)が勝利。関東ではGIII京成杯(1月17日/中山・芝2000m)が行なわれ、グラティアス(牡3歳/父ハーツクライ)が快勝した。

 なかでも注目度が高いのは、2歳王者に輝いたダノンザキッド。新馬→GIII東京スポーツ杯2歳S(11月23日/東京・芝1800m)を経て、無傷の3連勝でホープフルSを制した臨戦過程が昨年の三冠馬コントレイルと同じということもあって、同馬への期待は一段と増している。

 しかしながら競馬関係者の間では、3歳牡馬戦線はいまだ「混戦」というのが大勢を占めている。パソコン競馬ライターの市丸博司氏もこう語る。

「昨年と違って、3歳牡馬の戦いは"まだこれから"。ここから先、いきなり大物が現れて、クラシックで旋風を巻き起こす可能性が大いにある」

 実際にこのあと、GIIIきさらぎ賞(2月7日/中京・芝2000m)、GIII共同通信杯(2月14日/東京・芝1800m)など、「クラシックへの登竜門」と言われる注目の前哨戦が次々に控えている。しかも、それらの戦いには力を蓄えた"大器"がこぞって参戦するという。

 そうした状況のなか、ここでは現時点(1月24日終了時点)での3歳牡馬の『Sportivaオリジナル番付()』を発表したい。ただその前に、ひとつだけ注釈を加えたい。同番付はあくまでもクラシックを目指す馬たちの評価ゆえ、今後もマイル路線を主戦場としていくことを早々に表明したグレナディアガーズについては、ここでは評価の対象外とした。
※『Sportivaオリジナル番付』とは、デイリー馬三郎の吉田順一記者、日刊スポーツの木南友輔記者、独特なデータを駆使するパソコン競馬ライターの市丸博司氏、フリーライターの土屋真光氏、Sportiva編集部競馬班の5者それぞれが、今春のクラシックを目指す3歳牡馬の、現時点における実力・能力を分析しランク付け。さらに、そのランキングの1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として、総合ポイントを集計したもの。