桜花賞で満開となるか。ミヤマザクラは「すべてにおいてレベルが高い」 (3ページ目)
別のスタッフも、『初めての1600m戦にうまく対応したように、いいセンスの持ち主』と、ミヤマザクラの競馬のうまさを高く評価。クイーンCでも、『先頭に立ってから気が抜けるところもあったけど、他馬が来たら、また伸びた』と、着差以上に余裕があったことを強調していました」
初の1600m戦にも戸惑わなかったことは、まさしくミヤマザクラが秘めるセンスの高さ。先述のトラックマンも、その点には目を見張り、今後への期待を膨らませる。
「2歳時のレース選択を見る限り、陣営はおそらく『桜花賞より、距離が延びるGIオークス(東京・芝2400m)でこその馬』と、考えていたのではないでしょうか。ということは、マイル重賞を勝ったことは、陣営にとっては、うれしい誤算だったことでしょう。もしかしたら、ミヤマザクラは、周囲の予想をはるかに超える能力を秘めているかもしれません」
いよいよ桜花賞。ミヤマザクラは、またも想定以上の走りを見せるのか。となれば、見事に戴冠を果たして、満開の花を咲かせてもおかしくない。
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