2020.03.29

桜花賞で満開となるか。ミヤマザクラは
「すべてにおいてレベルが高い」

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

2020年クラシック候補たち
第9回:ミヤマザクラ

 牝馬クラシック第一弾のGI桜花賞(阪神・芝1600m)が4月12日に行なわれる。その大一番に向けて、着実に実績を積み上げてきた有力馬がいる。

 栗東トレセンの藤原英昭厩舎に所属するミヤマザクラ(牝3歳/父ディープインパクト)である。

クラシックでの活躍が期待されるミヤマザクラ 同馬は、2016年のGIIスプリングS(中山・芝1800m)を勝ったマウントロブソンをはじめ、ポポカテペトル(牡6歳)やボスジラ(牡4歳)などの活躍馬を兄に持つ良血だ。そのため、昨夏のデビュー戦(8月18日/札幌・芝1800m)では1番人気に押されたが、4着に敗れた。

 それでも、続く2歳未勝利(8月31日/札幌・芝2000m)では、強烈な強さを見せた。道中、7~8番手の内につけて、じっくりと追走。3コーナー過ぎから4コーナー手前にかけて外に持ち出すと、一気にエンジンがかかって直線入口では先頭に立った。

 そこからは、必死に追いすがるライバルたちをみるみると突き放し、終わってみれば、後続に5馬身差をつける圧勝劇を披露。タイムも、2歳レコードとなる2分2秒1をマークして、有望な若駒として名を馳せた。