2020.03.14

荒れるフィリーズレビュー。
その傾向からバッチグーな4頭を発見

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 GI桜花賞(4月12日/阪神・芝1600m)のプレップレースとなるGIIフィリーズレビュー(阪神・芝1400m)が3月15日に行なわれる。

 1着同着となった昨年は、3連単が2通りとなって、その配当は半額ずつになったものの、ひとつが26万4800円、もうひとつが15万4980円と、ともに高配当となったが、同レースはもともと「荒れるレースとして定評がある」と、デイリー馬三郎の吉田順一記者は言う。

「フィリーズレビューは過去10年で、6番人気以上の馬が8回も連に絡んでいて、波乱の多い重賞のひとつと言えます。そうなる要因は、出走馬の大半が、桜花賞のトライアルというより、ここで"実を取りにくる"からです」

 日刊スポーツの松田直樹記者もまた、フィリーズレビューは波乱が起こりやすいレースとして、その理由についてこう語る。

「同じトライアル戦でも、本番の桜花賞と同じ舞台で行なわれるGIIチューリップ賞(阪神・芝1600m)は、2歳時から実績を残している実力馬が毎年こぞって出走してくるレース。その点が、フィリーズレビューとは大きな違い。実際、フィリーズレビューの過去5年の出走馬を見てみると、前走で、重賞で連対していた馬は、2019年のアウィルアウェイとホウオウカトリーヌの、わずか2頭しかいません。

 言い方は乱暴ですが、それだけ先を見据えた実力馬の出走は少なく、桜花賞の出走権を狙っている馬でも、『強敵を避けて』といった後ろ向きな理由による出走が多いため、人気馬の意外な取りこぼしにつながっていると思います」