2019.11.15

マイルCSで狙える穴馬は「上がり馬」
「3歳馬」「リピーター」の3頭

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

秋の「マイル王決定戦」GIマイルCS(京都・芝1600m)が11月17日に行なわれる。

 今年も、マイル戦の舞台で実績のある好メンバーが集結。各馬の実力差は決して大きくなく、スタートの良し悪しはもちろんのこと、展開や流れ、位置取りなどによって、勝つチャンスはどの馬にも巡ってくるのではないか。

 実際、過去10年の結果を見てみると、1番人気はわずかに1勝。波乱が起こりそうな匂いがプンプンする。

 ならば、穴狙いに徹するのも悪くない。過去10年の結果を参考にして、今年のレースで激走しそうな馬を探し出してみたい。

 最初に押さえたいのは、勢いのある上がり馬だ。

 2010年に6番人気で3着に入ったゴールスキーをはじめ、2015年に4番人気で戴冠を果たしたモーリス、2017年に7番人気で3着となったサングレーザーらがいい例だ。

 ゴールスキーは、500万下(現1勝クラス)から条件戦を3連勝してオープン入り。いきなり、このGI戦に出走して3着となった。

 モーリスも、同年1月には1000万下(現2勝クラス)の身だったが、そこから1600万下(現3勝クラス)、GIIIダービー卿チャレンジトロフィー(中山・芝1600m)と3連勝を飾って重賞制覇。勢いに乗ってGI安田記念(東京・芝1600m)まで快勝すると、およそ5カ月半ぶりに挑んだマイルCSをも制した。怒涛の5連勝でマイル界の絶対王者となった同馬は、その後、海外GIを2連勝し、GI4連勝という快挙を遂げている。

 そして、サングレーザーも500万下から3連勝してオープン入りすると、GIIスワンS(京都・芝1400m)も勝利。そのまま、GIの舞台でも3着と好走した。

 今年、こうしたタイプに近いのは、ダイアトニック(牡4歳)だ。

「上がり馬」ダイアトニックの一発に期待 年明けの時点では1000万下クラスにいたものの、1000万下、1600万下と連勝してオープン馬に。続くダービー卿CT(3月30日)こそ4着に敗れたが、その後はオープン特別の安土城S(5月26日/京都・芝1400m)、重賞のスワンS(10月26日)と再び連勝し、上り調子にある。

 過去の例を踏まえても、下級クラスから一気に勝ち上がって、重賞まで制している馬は無視できない。多少人気になっても、狙っていきたい存在だ。