JCは3強で磐石説に異議あり!「忘れていた実力馬3頭」がここで輝く (2ページ目)
こうした例から今年狙えるのは、唯一の3歳牝馬となるソウルスターリング(牝3歳)だ。
ソウルスターリングはジャパンカップで再び輝くことができるか 古馬戦線に果敢に挑戦したこの秋、GII毎日王冠(10月8日/東京・芝1800m)で8着、GI天皇賞・秋でも6着と振るわず、今回は人気落ち必至な状況にある。しかしながら、3歳牝馬の頂点を極めたGIオークス(5月21日/東京・芝2400m)と同じ舞台に戻って、復活を遂げる可能性は十分にある。
そもそも今年の3歳世代は「牝馬はハイレベル」と言われ、オークスではダービーよりも2秒以上速い勝ちタイムを記録している。オークス2着のモズカッチャンも、休み明け3戦目で戴冠を果たした。同馬を難なくねじ伏せたソウルスターリングが、同じく秋3戦目にして真価を発揮してもおかしくない。
また、ジャパンカップでは天皇賞・秋で勝ち負けを演じた馬が人気になりがちだが、そこに加われなかった馬が巻き返すケースも目立っている。天皇賞・秋6着から栄冠を手にした2007年のアドマイヤムーン、同じく6着から勝利を射止めた2014年のエピファネイア、同4着から挽回して優勝した2015年のショウナンパンドラなどがそうだ。
ソウルスターリングもこれらの馬と同じように、天皇賞・秋で味わった悔しさを、ジャパンカップでは勝利の歓喜に変えるかもしれない。
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