エビフライが100円! 安い、うまい、笠松競馬場の「名古屋めし」 (3ページ目)

  • 土屋真光●旅人 Traveler&text&photo by Tsuchiya Masamitsu


大きなイカゲソ揚げ(手前)とエビフライ大きなイカゲソ揚げ(手前)とエビフライ 続いて、隣の『寿屋』をのぞくと、こちらは「イカゲソ揚げ」と「エビフライ」が串に刺さって売られていた。こちらも、両方とも100円。や、安い。

「イカゲソ揚げ」は太めのゲソに、カレー味の衣(ころも)がついている。かなり食べ応えがある。「エビフライ」は、普通のエビフライ。これが100円とは、逆に採算が心配になってくる。

 小腹も満たされたところで、次は第6レース。中央競馬から転入して2戦1勝、2着1回の7番ツクバキセキが断然人気で逆らいようがない。「ここも下手するとトリガミか......」と思いながら競馬新聞を凝視していると、8番ゴールデンリバーが面白い。前走のタイムが悪いわけではないのに、5番人気と意外と人気薄である。

「こいつだ!」

 そうひらめいて、ツクバキセキとゴールデンリバーの2頭を軸に、3連複で3頭に流す。1番安い組み合わせは、少し厚めに購入した。

 スタートして、ゴールデンリバーは4、5番手と悪くない位置取りだが、ツクバキセキがまさかの最後方追走。小回りの笠松競馬でこれは心配になる。

 しかし、向正面から徐々にポジションを上げていくツクバキセキ。4コーナーを回って猛然と追い上げてきた! しかも、ゴールデンリバーも一緒に伸びてきている!

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