決戦まで23日。桜花賞は本当にメジャーエンブレムの「一強」か (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 3位は、ジュエラー。チューリップ賞ではシンハライトに僅差で敗れたものの、シンザン記念(2着。1月10日/京都・芝1600m)で牡馬相手に好走した実力が本物であることを改めて証明した。

吉田氏

「新種牡馬ヴィクトワールピサ産駒にあって、異質の瞬発力型と言えます。チューリップ賞の2着は、クビの上げ下げによるタイミングの差。シンハライトとの能力差はなく、悲観する敗戦ではありません。3戦連続で最速の上がりをマークしているように、母系からくる爆発力は最大の武器。大型馬だけに、稽古でもまだまだ負荷をかけて鍛えられる点も魅力です。本番までにさらなる上昇度を示せば、トップの座さえ狙える素材だと思います」

 4位は、デンコウアンジュ。前回はランク外だったものの、変わらぬポイントを維持して再びランクインした。

土屋氏
「唯一メジャーエンブレムに土をつけた内容が、まぐれとは思えません。この馬の出番はオークスと見ていますが、1着シンハライトとコンマ3秒差の5着だったチューリップ賞の内容から、桜花賞でも展開次第では十分に勝負になると感じました」

吉田氏

「胴長&脚長の体形で適度なクッション性があり、ストライドは大きめ。桜花賞での逆転は想像しづらいですが、パフォーマンスが上がりそうなオークス、東京・芝2400mの舞台なら、期待が膨らみます」

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