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6年ぶりにツアー復帰の森田理香子が見据える未来「QTも受けるし、レジェンズツアーにも出たい」 (4ページ目)

  • 金明昱●取材・文 text by Kim Myung-Wook

「今年は推薦でツアー7試合の出場ですが、推薦で出るのと違うのは、自分のQTランキングがあれば、下部の『ステップ・アップ・ツアー』にも出られますよね。そうなると平日に試合があったり、『LADY GO』の試合もあったり、いろんな大会に出られるんです。自分のウエアや解説、企業プロアマの仕事などもあるので、私はすべてこなしたいんです。ツアーに連戦で出場すると自分の仕事ができなくなるというのがひとつ。それに、プロアマに出るとお客さんから学ぶことが多いんです。プロゴルファーの世界はすごく狭いから。人生の勉強でプラスになることが多い。ツアー一本で生きていたいとは思っていないですから」

「もう自分の手からクラブが離れることはないですか」、と聞いた。

「ないですよ!この先は(45歳以上の)レジェンズツアーにも出ようと思っていますから」

 ゴルフしかしてこなかった元賞金女王は、いちどはゴルフが嫌になり離れたが、今では"ゴルフ"を通じて生まれるすべてのものを吸収しようとしている。「まだまだ人生、学ぶことばかり」と最後に笑った。

【Profile】森田理香子(もりた・りかこ)/1990年1月8日生まれ。京都府出身。
ゴルフ練習場を経営していた祖父の影響で、8歳からゴルフを始める。京都学園高3年時にアマチュアとして出場した『日本女子オープン』でローアマ(16位)を獲得。2008年にプロ転向。美しいスイングから繰り出される圧倒的な飛距離を武器に、2010年「樋口久子IDC大塚家具レディス」でプロ初勝利。2013年には年間4勝をあげ、賞金女王にも輝いた。その後長らく不調に苦しみ、2016年には賞金シードからも陥落。2018年6月「ニチレイレディス」を最後にツアー休養を発表。今年「ダイキンオーキッドレディス」で6年ぶりに復帰した。ツアー通算7勝。

【フォト】女子ゴルフ界を彩った「黄金世代」

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