検索

有村智恵×生粋のフェードヒッターたちと歩んできたヤマハのフィッター梶山氏 プロのフィードバックが先々のクラブの進化を促す

  • text by Sportiva

【連載】有村智恵のCHIE TALK(第10回・後編) 

過去の連載記事はコチラ

有村智恵がヤマハとクラブ契約を結んだのは2017年。そこから長年に渡り、有村プロのクラブをフィッターとして支えているのが、ヤマハRMXブランドディレクターの梶山駿吾氏だ。前編に続き、トッププロを支えるクラブフィッターの役割を深堀していく。

>>前編を読む

【生粋のフェードヒッターと歩んできたヤマハ】

有村 ヤマハさんのクラブで、好みの音に「出会えたな」と思って契約させていただいたのですが、あともうひとつ、ヤマハさんはもともと藤田寛之さんと谷口徹さんという"生粋のフェードヒッター"が契約されていた会社だった。私もフェードヒッターとして、昨今のちょっと捕まりが良くて飛ぶドライバーが主流の時代に、フェードヒッターが好むクラブを探すのは簡単ではなかったんです。ヤマハさんはそういったフェードヒッターの意見をずっと聞いている人たちだから、すんなり「じゃあこうしてみようか」というアイデアが出てきて。藤田さん、契約されてもう何年ですか?

梶山 藤田さんは30年くらいですね。なので、契約選手を探す時も、この選手いいなってなっても「ドローヒッターか~!」と思うこともあります。

有村 女子プロはもともとドローヒッターの方が多かったから。

梶山 (ドローヒッター、フェードヒッターの)どちらも大変ではあるんだけど、感覚的に、ニュアンスが伝わって、言っていることが理解しやすいのは、やっぱりフェードヒッターの方が多い。

有村 それは本当に藤田さんのおかげですよね。私も本当にあやかっています。あやからせていただいております。

1 / 3

キーワード

このページのトップに戻る