【木村和久連載】気をつけよう! 昭和生まれオヤジのお節介&老害ゴルフ (3ページ目)
(4)ラウンド中の通話
ラウンド中に携帯電話で話すのは、周りに迷惑がかからなければ黙認します。ところが、オヤジのなかには平気で長電話をする人がいて、困りものです。
そのホールをパスすればいいものを、「ちょっと待って、大事な話なんだ」と言って同伴プレーヤーを待たせることも......。これは、明らかにマナー違反です。
ゴルフ場に女性や若者の進出が目立つなか、オヤジたちにも節度ある行動を心がけてほしいものですが...。illustration by Hattori Motonobuこの記事に関連する写真を見る そういう自分勝手な人は、ボール探しにも消極的で、探しているフリだけして、「早くロストボールにしろ」といった視線を投げかけてきます。
じゃあ、逆に自分のボールを探すとなったらどうか? これが意外に粘らない。さっさと諦めてOBにするかと思いきや、「ボールがどこに消えたかわからないから、ワンペナでいいな」と、自分のルール解釈でとっととプレーを再開する始末......。
本来、ロストボールは2打罰だけど、それを言えない雰囲気に。どうやら、何でも都合よく脳内変換する癖があるようです。
(5)せこい奢り
お茶屋で自販機のお茶などをいただくときがありますが、あれって効果的な奢り方ですよね。たかが250円ぐらいの飲み物でもいただくと、こちらは「ありがとうございます」って頭を下げてしまう。
相手からしてみれば、250円で相手が頭を下げてくる、恩を着せる、という意味では非常にコスパがよくないですか。
同様に、レストランで一品料理を頼むオヤジがいます。1000円程度の白菜のハルピン漬けとか、イカゲソとかをオーダーし、「みんなで食べてください」と言うのです。そうしたら、こっちは「ありがとうございます、いただきます」と返事をせざるを得ません。
これまた、効果的な奢り方です。それなら、もっとお礼を言いますから、いっそプレー代すべてを奢ってほしいものです。
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