【木村和久連載】長くなりそうな今年の夏。快適なナイターゴルフを楽しんでみては? (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 いやいや、栃木や群馬、埼玉も暑いので、そういったところにもナイターゴルフの施設を作るのはどうか?って思いますよね。でも、栃木や群馬、埼玉方面の方は、昼間に那須や水上、秩父の奥のほうへ行って、涼しいゴルフをすればいいだけ。だから、ナイターゴルフの需要はさほどないのです。

 同様に、都会の人たちが栃木や群馬などに行って泊まりでナイターゴルフをする、というのも無理があります。泊まりでゴルフをするなら、最初から高原リゾートに行けばいいだけの話ですから。

 つまり、ナイターゴルフは時間の問題もありますが、プレーする場所も限られます。昼間のゴルフと比較した場合、多少のハンデを背負っているかなと思います。

 その辺りをさらに解説していきましょう。

(2)ナイターゴルフの魅力と難易度
 夜にゴルフ場でゴルフをするのは、まさに非日常体験です。生まれて初めて行った時は妙に興奮したものです。

 その感覚は草野球と一緒でしょうか。昼間しかやったことがなかったのに、突如ナイターでやるとなったら、なんか贅沢な気分になるでしょ。

 ゴルフもそう。普段はプレーすることのない時間に開放してもらい、LED照明が煌々と輝いたコースには、昼間とは違った景色があります。その分、俄然やる気が出ます。

 しかしながら、ナイターゴルフは特別な営業形態ですから、電気代が結構かかります。今はLED照明になってだいぶ助かっているようですが、それでも1組や2組のためにナイターゴルフの開催はあり得ません。

 そこそこ集客があって、ナイター営業は成立するのです。だから、近くに大都市がないといけないマーケットなんですね。

 では、実際のプレーですが、ナイターゴルフは慣れれば問題はありません。とはいえ、突然真っ暗な場所につれてこられて、いきなり照明のもとでボールを打つとなると、やはり昼間とは感覚が違って、最初はダフッたり、トップしたりします。

 人生初のナイターゴルフに臨む時は、夕方の薄暮からラウンドするのがよろしいかと。多少薄暗くなった状態でのプレーに慣れておけば、暗くなっても目が慣れているので、比較的ミスなくボールを打つことができます。

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