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松山英樹の言葉で振り返るマスターズ4日間。当初は自分に「期待していなかった」

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

「高校生とか10代の選手や、これからゴルフを始めるような若い子たちには、刺激を与えられたのかな、と。今までだったら、日本人はメジャーで勝てないんじゃいか、という認識があったかもしれないけど、僕がメジャーチャンピオンになって、それを覆すことができたと思うので。これからも、そういう若い世代にいい影響を与えられるようにがんばっていきたい」

 今年の海外メジャー第1弾となるマスターズで、歴史的な快挙が成し遂げられた。松山英樹が4日間通算10アンダーで優勝し、日本人初のメジャータイトルを獲得したのだ。

4日間、安定したプレーを見せてマスターズ優勝を飾った松山英樹4日間、安定したプレーを見せてマスターズ優勝を飾った松山英樹 松山自身、快挙達成への手応えは事前にあったのかもしれない。その辺り、大会前のコメントでも少し匂わせている。

「(今年で出場10回目のマスターズを前にして)過去、いいことも、悪いことも、このコースではいっぱい経験してきましたし、区切りの年でもある今回は、いいプレーができるようにがんばりたい。今週はグリーンがタフなので、マネジメントと忍耐力がすごく大事になってくるんじゃないかな、と。

(昨秋の大会とは)コースコンディションも違うし、パトロンがいる、いないという違いも感じている。そういう意味でも、今週は"楽しみな一週間になる"と思っています」

 そして初日、松山は1イーグル、2バーディー、1ボギーの「69」。パッティングが冴えて、3アンダー、2位タイと好スタートを切った。

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