渋野日向子がアメリカの芝に泣かされた。「1mのパットでも緊張した」 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko

(スイングについては)自分の中では、もっとしなやかに振りたいというか、そういうのがあって。でも、試合になると力んで、(ドライバーで)チーピンのようなショットがあったりして......。それが、今日は何回も出てしまって、自分の思っているスイングができていないな、と。

 そんななか、アイアンショットは抑えたショットがすごくよかったな、と個人的には思っていて。抑えたショットをしたところは、しっかりとピンに寄ってくれたな、と。一方で、1m、1.5mのパットにすごく苦戦してしまって。時間的にもグリーンがボコボコになるような感じで、そうしたことも含めて読めていなかったな、と思います」

 2日目、ラウンドを終えた渋野は、「もう情けないのひと言だし、悔しいのひと言です」と、自らのプレーに対する憤りを隠せずにいた。4バーディー、5ボギーの「72」。スコアをひとつ落として、順位も45位タイまで後退した。問題は、やはりパットだった。

「(14番、15番、16番と)3連続3パットなんて、いつぶりだ?っていうくらい。ちょっとびっくりして、泣きそうでした。もう完全に、私がラインを読めていない。キャディーさんと話し合って決めているんですけど、フック、スライスでふたりの意見が分かれちゃったりして......。そこで考えがごっちゃになっちゃって、自信を持って打てていない。1mの距離(のパット)でも影響が出てしまって、どうしようもない状態。

 でも、あと2日間戦えるのはよかった。そこは、ひと安心。3連続3パットをした時には"予選落ち"っていうのが、頭をよぎったので。(決勝ラウンドの2日間は)ここ2日間、3パットのオンパレードだったので、そこを減らしていかないといけない。リベンジできる機会を得られて、残り36ホール、しっかりリベンジしたいなと思います」

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