2020.10.06

原英莉花「ボギーから身体がウズウズした」。
初挑戦の「まぐれ」から女子OP優勝へ

  • 柳川悠二●取材・文 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

 この日、ボールに刻まれた文字は「GET THE CHANCE」――。まさしく、今季ようやく訪れた大きなチャンスを、原英莉花(21歳)がモノにした。

 日本女子オープン(10月1日〜4日/福岡県、ザ・クラシックGC)の最終日、同い年の小祝さくら(22歳)に4打差をつけて単独首位でスタートした原英莉花は、通算16アンダーまで伸ばし、昨年6月のリゾートトラストレディス以来となるツアー2勝目を、初の国内メジャー制覇で飾った。

「(ボールの印字は)今年はチャンスをつかむぞ、ということで考えました(笑)。(師匠の)ジャンボ(尾崎)さんにはいつも、『2勝目! 2勝目!!』と言われていたので、それをナショナルオープンで達成できたということは、ちょっとだけ自信を持って報告にいけると思います」

「大器」原英莉花が国内メジャーの日本女子オープンを制した 笹生優花(19歳)という新世代が台頭し、20歳の古江彩佳も勝利を挙げたといっても、現在の日本の女子ゴルフ界はつくづく、1998年度生まれの「黄金世代」が牽引していることを実感する大会となった。

 原はインスタートの初日、前半だけで7つのバーディーを奪うロケットスタートを見せた。2日目を終えて2位に浮上すると、決勝ラウンドに入ってからはトップに立って、小祝とのマッチレースを展開した。

「自分のプレーは、攻めることが基本であることを、この4日間で再確認しました。今日(最終日)、さくらちゃんとプレーして(彼女の)ピンに絡むショットを見て、私も果敢にピンを狙っていきました」