【木村和久連載】新たなゴルフの世界が広がる「ひとり予約」の魅力 (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 新型コロナウイルス感染拡大で大騒ぎだった頃は、ひとり予約はフル稼働でした。だって、ひとりなら、会社の同僚や周囲の仲間などに、ゴルフをやっていることがバレないじゃないですか。おかげで、誰にも悟られず、ラウンドして家に帰る"隠れひとりゴルフ派"が、数カ月前には結構いたみたいですよ。

(4)名門クラブ&コンペ開催
『1人予約ランド』では、滅多にラウンドできない名門コースも、限定企画でラウンドできます。実は会員になっていると、そういう告知がメールなどに頻繁に送られてくるのです。

 だから、前回の連載で紹介した予約サイトの高級版的な『プレミアムクラブ』に入っていなくても、事足りてしまいます。しかも、会費はタダ。すごいですよね。

 さらに、コースの一部時間帯を借りて、コンペも開催されたりします。こういうのを見ると、"ビジターの反乱"というか"ビジターの逆襲"みたいなものを感じて、痛快に思えます。

ひとり旅をしながら、全国のゴルフ場を巡ってみるのもいいかもしれませんね。illustration by Hattori Motonobuひとり旅をしながら、全国のゴルフ場を巡ってみるのもいいかもしれませんね。illustration by Hattori Motonobu(5)日本全国「ゴルフぼっち旅」
『1人予約ランド』の登録コースは北海道から沖縄までありますから、ひとりで旅行しながら、「明日はどのコースを回ろうかな」と全国各地のコースを巡って、日本一周することも可能です。

 これ、面白いじゃないですか。「日本100コースラウンドぼっち旅」みたいな企画をやってみてもいいかもしれませんね。

 最近、お笑いタレントのヒロシがソロキャンプを扱った動画で再ブレイクしていますが、彼にゴルフを教えて、やってもらうのはどうでしょう? 道の駅などを活用し、車で寝泊まりしながら全国を回る感じですかね。ゴルフ場で風呂には入れますから、案外できるかも......。

 そんなわけで、騙されたと思って一度、ひとり予約をしてラウンドしてみてください。新しい世界が開けますよ。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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