2020.10.01

【木村和久連載】新たなゴルフの
世界が広がる「ひとり予約」の魅力

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第274回

 今回は、前回の連載で少し触れた"ひとり予約システム"をピックアップ。その歴史や使い勝手について、考察したいと思います。

 ひとり予約システムが登場したのは、今から10年前ぐらいです。これは、以前からあったメンバーシップコースの「ひとりエントリー」と、どう違うのか。まずは、その違いから話していきましょう。

◆メンバーコースの「ひとりエントリー」
 メンバーシップコースにおけるひとりエントリーとは、メンバーさんがひとりで行って、メンバー同士の組み合わせなどでラウンドできるシステムです。

 週末、多くのメンバーシップコースでは、予約ナシでもプレーできる「メンバータイム」を設けています。その時間帯はメンバーのみが独占でき、メンバーさんたちが一緒に組んでプレーしています。これぞ、メンバーシップの醍醐味です。

 あと、ひとりでふらっと行ってもプレーできるのは、河川敷のパブリックコースでしょうか。ひとりで来た人たちで組んだり、2サムの組に入れてもらったりして、ラウンドすることができます。

 でもこれは、平日ならいい時間帯にプレーできますが、週末だと、朝早くから並ばなければいけなかったり、入れてもらえる組がなかったりする場合があります。そうなると、「やっぱりパブリックより、メンバーコースでゆっくり打ちたいなぁ~」と、アマチュアは憧れを抱くんですよね。

◆2サムプレーのブーム
 バブル崩壊後、人気を博したのは、友の会や、予約サイトでも取り扱っている2サムプレーです。ゴルフ人口が減って、空いている平日は2サムでもラウンドできるようになったのです。

 ただその当時、ひとりでの予約となると、まだまだ難しい状況でした。

 以前、あるコースの友の会に入会を試みた際、「ひとりでエントリーできないのか?」と質問したことがあります。すると、「組み合わせのラウンドが前提となりますが、一緒にラウンドしてくれる相手が現れるかどうかわかりません。ですから、お受けできません」と返答されました。