【木村和久連載】コロナショック後...。ゴルフ界の「出口戦略」を探る

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第258回

「リーマンショックをはるかに超える」と言われる"コロナショック"。その状況下にあって、ゴルフ業界はぎりぎり持ち堪えているかに見えますが、みなさんはどうお考えでしょうか。

 今回は、いろんな角度からゴルフ業界の"出口戦略"を探ってみたいと思います。最初のポイントはこちらです。

(1)トーナメントの再開は?
 日本のプロスポーツ界において、プロ野球、サッカーのJリーグは、ともに再開の日程が決まりました。当面の間は無観客で開催されるようですが、再開できるというのが結構なことではないですか。大いに期待しています。

 ゴルフのプロトーナメントも、大会日程をはじめ、賞金システムやシード権、さらにはボランティアや観客の動員など、それぞれに対してフレキシブルに対応して、できるだけ早く復活してほしいな、と思っています。

 女子ツアーに関しては、すでに年間スケジュールの半分ほどが中止となりましたが、そろそろツアーを再開してもいいんじゃないかな、と。とくに、緊急事態宣言が先に解除され、感染者数がゼロで推移している都市でトーナメントを開催する分には、問題ないのではないでしょうか。

 ただ、当面は無観客にするか、観客動員数を絞って行なうことになるのではないですか。観客動員数を絞る場合は、開催地以外からの方にはご遠慮していただいて、当日券の発売もナシ。地元の方だけに、前売りチケットを販売すればいいでしょう。それなら、感染防止対策もしやすいかと。

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