【木村和久連載】コロナショック後...。ゴルフ界の「出口戦略」を探る (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 韓国の女子トーナメントでは、移動時はマスクを装着し、ショット時はマスクを外してもよい、といったルールになっているようです。

 アマチュアの場合、マスクをしたままでショットを打ったら、ミスが多くなるかもしれません。OB連発とかね。そこは、臨機応変に対応したいところです。

・新たなマナー
 これは、各ゴルフ場でさまざまな工夫をしていると思います。

 共用物に直接触らないようにするため、両手にグローブを着用する、というのもいいアイデアです。気になりだしたら、ボールを拾うために、カップの中や淵を触るのもどうかな、と思ったりする人もいるでしょうし。

 そこは、フレキシブルに対応しましょう。カップに触れないためには、オーケーで終わらせればいいんですからね。

 オーケーの距離って、おおよそ70㎝だそうです。そこで、あるコースではカップから70cmの距離に円を描いて、その内側に入ったらオーケー扱いにし、スピーディーなプレー進行をうながしているとか。グッドアイデアです。

・アメリカンスタイルの導入
 今は、臨時措置でのローカルルール、ローカルマナーでラウンドする時期です。だったらこの際、カジュアルなアメリカンスタイルをマネするのもよろしいかと。

 具体的には、服装のカジュアル化、それに伴うルールの簡略化です。

 今からの季節、アメリカンな人たちは長いズボンを穿きません。けど、短パンだと、草に負けて足が痒くなる恐れがあるので、ボール探しはほどほどにします。

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