【木村和久連載】メンバーは同じコースばかりのラウンドで飽きないの? (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 けど、古い名門コースは、コース自体もずば抜けてすばらしいことが多いです。「名匠○○が設計。何度ラウンドしても、飽きない戦略性があるコース」といった触れ込みどおりです。

 トータルで見れば、そうした名門コースのメンバーは、そこで人脈を広げて、さらなる飛躍を遂げることが優先。もしコースが飽きる頃になったら、どこかの高級リゾートコースのメンバーになって、新たな楽しみを見つけているでしょう。セレブとはそういうものです。

(2)熱心なメンバー
 ゴルフに熱心で、年間50~60回はラウンドする人でも、自分のコースでラウンドするのは、その半分くらいではないでしょうか。ゴルフ好きだからといって、「自分のコースしか回らない」という人は稀です。

 コンペもありますし、「今度はうちのコースへ遊びに来てください」と誘われて、社交ゴルフをしたりしますからね。

 そうなると、よそのコースを半分見ながら、自分のコースのいいところ、悪いところを冷静にチェックできます。その際、メンバーコースを持ってラウンドすることについて、結婚生活に例える人がいます。ほかのコースで絶えず"浮気ラウンド"して、たまにメンバーコースに戻ってくると、「本妻のよさがわかる」......って、なんだんねん。

 それはいいとして、アクティブメンバーは、月に一度の月例競技会、季節ごとの大きな競技に出場し、さらにプライベートラウンドをこなして......なんてやっていると、あっという間に1年が過ぎていきます。 

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