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【木村和久連載】メンバーは
同じコースばかりのラウンドで飽きないの? (5ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 難易度の高い名物ホールのオンパレードだったりすると、なおさらです。こってりしすぎて、きついじゃないですか。『いきなり!ステーキ』の常連さんじゃないけど、毎週2回ぐらいステーキを食べる体力は、こっちにはないです。

メンバーになるなら「ほどほどのコース」、毎日食べても飽きない和定食のようなコースがいいかもしれませんねメンバーになるなら「ほどほどのコース」、毎日食べても飽きない和定食のようなコースがいいかもしれませんね 毎日食べるなら、ごはんに漬物、納豆、焼き魚とかね。そういう献立になりますもの。

 コースも一緒で、メンバーコースは、ステーキみたいにこってりしていないほうが長く付き合えます。ほどほどの難しさ、ほどほどの距離、ほどほどのメンテナンス、ほどほどの料金、そして、ほどほどの料理メニュー......それで、いいのです。

 うなぎが自慢料理だからって、毎回4000円もするうなぎ御膳ばかり食べられないですから。だいたいゴルフ場に、うなぎを求めていません。

 結局、飽きても、また行きたくなるのが、ホームコース。長年メンバーでいることになれば、老いとの戦い、飛距離の衰えを痛感させられますが、今度は息子を連れてのラウンドや、シニア競技、グランドシニア競技といった楽しみも待っています。

 そう考えると、手を替え品を替えて、クラブライフというのは、案外続いていくものですね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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