2019.10.24

渋野日向子の「決断」にドキドキ。
東京五輪など今後へ最善の策は?

  • 金明昱●取材・文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

 全英女子オープンを制して以降、渋野日向子の注目度は高まるばかりだ。

 凱旋帰国後、国内ツアーでも大いに奮闘している。常に大勢のギャラリーに囲まれ、日々メディアに追いかけられるなかでも、笑顔を絶やすことなく、溌剌(はつらつ)としたプレーを披露。9月のデサントレディース東海クラシックでは、最終日に8打差をひっくり返す奇跡の逆転優勝を飾り、”シブコフィーバー”は一段と増している。

 今季3勝を挙げて、現在の賞金ランキングは2位。1位の申ジエとは、およそ600万円差まで迫ってきており、高額賞金トーナメントのNOBUTA GROUP マスターズGCレディース(10月24日~27日/兵庫県)の結果次第では、渋野がトップに立つ可能性も出てきた。

 ここまでくれば、渋野自身もそこを意識していることは言うまでもない。「(今季の)新たな目標は賞金女王です」と公言している。

 ツアールーキーながら、いよいよ現実味を帯びてきた賞金女王奪取。その快挙達成を期待するファンも多いことだろう。

 そんな彼女に対する関心事は、それだけにとどまらない。メディアはもちろん、多くのファンが気になっているのが、米ツアーへのフル参戦を果たすかどうか、である。

ZOZO CHAMPIONSHIPに出場するタイガー・ウッズと記念撮影する渋野日向子 全英女子オープンの優勝で、渋野は米ツアーへの出場権利を得た。ただし、参戦するためには、米ツアーメンバー登録が必要となる。その申請期限が11月18日(日本時間11月19日)に迫っているのだ。

 しかし今回、渋野はメンバー登録に関しては否定している。

「来年(の米ツアー参戦)は、まだ考えていません。(自分には)まだ早すぎます。将来的には(米ツアー参戦を)考えていますけど」

 日本女子プロ選手権、日本女子オープンを経て、2戦とも制した同じ”黄金世代”の畑岡奈紗から大きな刺激を受けた渋野。「(米ツアーには)興味がない」と言っていた全米女子オープン優勝直後に比べれば、米ツアー参戦への意識は確実に高まっているが、現状、来季からのフル参戦については回避する見込みだ。