2018.12.14

新ヒロインとして一躍脚光のち失速。
「黄金世代」三浦桃香が逆襲宣言

  • 金明昱●取材・文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

 今季の女子ツアーは「黄金世代」と呼ばれる、1998年4月~1999年3月生まれの選手たちが台頭。彼女たちの活躍が目立つ1年だった。

 アマチュア時代の高校1年生のときにツアー最年少優勝を果たし、今季はプロとして初優勝を飾った勝みなみ。フル参戦1年目の今季、4月のトーナメントで早々に初勝利を挙げた新垣比菜。13回のトップ10フィニッシュを決めて、賞金ランキング8位という結果を残した小祝さくら。

 さらに、8月のCAT Ladiesを制した大里桃子。ステップ・アップ・ツアーで2勝を挙げて、レギュラーツアーの賞金シードも獲得した原英莉花。そして、今季の米女子ツアーで2勝して、「黄金世代」の代表格となる活躍を見せた畑岡奈紗。

 彼女たちは皆、弱冠19歳、20歳の乙女である。しかも、ほとんどの選手が今季、初のツアーフル参戦を果たしたばかりだ。にもかかわらず、これほど多くの面々がツアーで躍動したことを思えば、「黄金世代」と騒がれるのもよくわかる。

 そんな「黄金世代」の一員として、もうひとり忘れてはいけない選手がいる。

 三浦桃香である。

 意外にも、彼女の姿は11月末、来季ツアーの出場権をかけたファイナルQTの会場にあった。

 シード常連選手も数多く出場していた今年のファイナルQT。その熾烈な争いのなか、三浦も4日間の戦いで死力を尽くした。そして、ファイナルQT6位という順位でフィニッシュして、来季前半戦の出場権をどうにか確保した。

 ラウンドを終えた三浦は、報道陣に囲まれると、「『無職になりたくない』と思ってがんばったので……。これで、来年も”職場”があります。がんばれば、がんばった分、返ってくるとわかりました」と、ホッと胸をなで下ろして笑顔を見せた。