新ヒロインとして一躍脚光のち失速。
「黄金世代」三浦桃香が逆襲宣言 (2ページ目)
来季ツアーでのさらなる活躍が期待される三浦桃香 それにしても、三浦はこの1年、プロゴルファーとして生きていく難しさやつらさを存分に味わったのではないだろうか。
アマチュア時代からプロのトーナメントに出場し、当時から高い存在感を示していた三浦。愛らしい外見とは裏腹に、169cmの長身を生かした豪快なドライバーショットで多くのファンを魅了した。おかげで、QTランキング34位でツアー参戦を果たした今季は、飛ばし屋の"美女ゴルファー"としてブレイクが期待された。
実際、シーズン序盤は大ブレイクの予感があった。自慢の飛距離に加えて、身上とする"攻めるゴルフ"で存在をアピール。Tポイントレディスでは初日に3位発進し、アクサレディス in MIYAZAKIでは2日目を終えてトップに立ち、国内メジャー初戦のワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップでも初日に首位タイでスタートするなどして、女子ツアーの"新ヒロイン"として一躍脚光を浴びたのだ。
だが、好発進を決めてもなかなか結果を残せずにいると、徐々に歯車が狂い始めていった。そして、夏場を迎えると一気に失速した。
前半戦最後のアース・モンダミンカップ(6月)で予選落ちを喫すると、ニッポンハムレディスクラシック(7月)からスタートした後半戦最初の3試合を含め、4試合連続の予選落ち。さらに、8月のCAT Ladiesからは7試合連続予選落ちの憂き目にあった。
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