衝撃のアルバトロス達成。快挙を連発する小平智に米ゴルフ界も熱視線 (3ページ目)
最近のメジャー大会では、1994年のマスターズでジェフ・マガート(アメリカ)が13番パー5でアルバトロスを達成。そのマガートは2001年、ロイヤルリザム&セントアンズで行なわれた全英オープンの6番パー5でも、アルバトロスを記録している。なお、メジャー大会で2度のアルバトロスを達成しているのは、このマガートだけだ。
ちなみに、PGAツアーで日本勢がアルバトロスを達成したのは、小平が初ではない。1993年のザ・デポジット・グランディ・ゴルフクラシックで倉本昌弘が記録している。
さて、晴れてPGAツアーメンバーとなった小平は、4月に国内ツアーの中日クラウンズに出場したあと渡米。5月のプレーヤーズ選手権から、本格参戦を果たしている。
パッティングの不調もあって、プレーヤーズ選手権、AT&Tバイロン・ネルソンの2大会は予選落ちとなったが、このフォートワース招待ではアルバトロス達成で勢いをつけ、2日目を終えた時点では3位に浮上している。結局、3日目、4日目はスコアを伸ばせず、最終的には20位に終わったものの、フェデックスランキングは50位と好位置をキープ。これからの活躍が期待される。
今後の予定は、メモリアル・トーナメント(5月31日~6月3日/オハイオ州)に出場後、1週オフを取って、今季メジャー第2戦となる全米オープン(6月14日~17日/ニューヨーク州)に挑む。
苦労していたパッティングも復調気配にあるなか、正確なショットを武器にしてどんな戦いを見せてくれるのか。米ツアーで奮闘する小平から、ますます目が離せない。
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